「髪が解けてしまったようだね。中に戻ろうか」
「は、はい」
たしかに、いつまでもこんな場所で警備兵に囲まれていては、何事かと思うだろう。
今日は何といっても、ユリウスとマリーエの婚約披露パーティだ。リースのことなどで、水を差すわけにはいかない。
サルジュに連れられて戻ったのは、なぜか控室ではなく、アメリアが度々利用させてもらっている客間だった。馴染みの穏やかな侍女がさっと髪を直し、落ち着くようにとお茶を淹れてくれた。
その間、サルジュは少し離れた場所に座り、黙ってアメリアを見つめていた。その瞳に、以前はなかった熱が込められているような気がして、戸惑う。
「あの、ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした」
「そうだね。もうひとりで歩いてはいけないよ」
少し咎めるように言われてしまい、その通りだと肩を落とす。
「は、はい」
たしかに、いつまでもこんな場所で警備兵に囲まれていては、何事かと思うだろう。
今日は何といっても、ユリウスとマリーエの婚約披露パーティだ。リースのことなどで、水を差すわけにはいかない。
サルジュに連れられて戻ったのは、なぜか控室ではなく、アメリアが度々利用させてもらっている客間だった。馴染みの穏やかな侍女がさっと髪を直し、落ち着くようにとお茶を淹れてくれた。
その間、サルジュは少し離れた場所に座り、黙ってアメリアを見つめていた。その瞳に、以前はなかった熱が込められているような気がして、戸惑う。
「あの、ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした」
「そうだね。もうひとりで歩いてはいけないよ」
少し咎めるように言われてしまい、その通りだと肩を落とす。



