アメリアは迷わず庭園に出て彼女に声を掛ける。
「どうかなさいましたか?」
「……あ」
彼女はびくりと身体を震わせたあと、両手をぎゅっと握りしめた。
「指輪を落としてしまったようなのです。母の形見で、大切なものだったのに」
泣き出しそうな彼女にどんな指輪なのか尋ね、アメリアも周辺を探し出した。
「申し訳ございません。見ず知らずの方に探していただくなんて」
「いいの。大切なものなんでしょう?」
早く会場に戻らなくてはと思ったが、困っている令嬢を放っておけなかった。
庭園の周辺には、警備兵も大勢いる。彼らもこちらに気が付いて駆け寄ってきた。落とした指輪を探していることを説明し、彼らには定位置に戻ってもらう。
ここで王城の警護を疎かにするわけにはいかない。
「あ、これかしら?」
しばらく探したあと、アメリアは花壇の中に落ちていた指輪を拾い上げる。
随分遠くに落ちていたようだ。
「どうかなさいましたか?」
「……あ」
彼女はびくりと身体を震わせたあと、両手をぎゅっと握りしめた。
「指輪を落としてしまったようなのです。母の形見で、大切なものだったのに」
泣き出しそうな彼女にどんな指輪なのか尋ね、アメリアも周辺を探し出した。
「申し訳ございません。見ず知らずの方に探していただくなんて」
「いいの。大切なものなんでしょう?」
早く会場に戻らなくてはと思ったが、困っている令嬢を放っておけなかった。
庭園の周辺には、警備兵も大勢いる。彼らもこちらに気が付いて駆け寄ってきた。落とした指輪を探していることを説明し、彼らには定位置に戻ってもらう。
ここで王城の警護を疎かにするわけにはいかない。
「あ、これかしら?」
しばらく探したあと、アメリアは花壇の中に落ちていた指輪を拾い上げる。
随分遠くに落ちていたようだ。



