どうせ逃げられないのなら早めに捕まった方がいいのではと、マリーエが思っていたことなど、まったく知らずにいた。
マリーエがユリウスに挨拶をしてから退出すると言うので、アメリアもサルジュに会ってから帰ることにした。
今日は来なくてもよいと言われていたが、王城に来ているのに彼に挨拶をしないのは失礼だと思ったからだ。
それに思いがけない王妃との遭遇に少し疲れていた。サルジュに会えば、少しは気力も回復するだろう。
そう思って図書室に立ち寄ると、ふと可愛らしい声がした。
「ええと、この場合は「成長促進」だけで良いのでしょうか?」
聞き覚えのない声に驚いて視線を向けると、サルジュの隣にひとりの令嬢がいた。彼女は本を開き、熱心に勉強をしている。
年はアメリアよりも少し下くらいか。苺のような赤い髪をした、とても可愛らしい少女だ。
サルジュは自分の研究の手を止め、彼女に魔法の指導をしている。
マリーエがユリウスに挨拶をしてから退出すると言うので、アメリアもサルジュに会ってから帰ることにした。
今日は来なくてもよいと言われていたが、王城に来ているのに彼に挨拶をしないのは失礼だと思ったからだ。
それに思いがけない王妃との遭遇に少し疲れていた。サルジュに会えば、少しは気力も回復するだろう。
そう思って図書室に立ち寄ると、ふと可愛らしい声がした。
「ええと、この場合は「成長促進」だけで良いのでしょうか?」
聞き覚えのない声に驚いて視線を向けると、サルジュの隣にひとりの令嬢がいた。彼女は本を開き、熱心に勉強をしている。
年はアメリアよりも少し下くらいか。苺のような赤い髪をした、とても可愛らしい少女だ。
サルジュは自分の研究の手を止め、彼女に魔法の指導をしている。



