「たしかに最初の頃は、リースがどうしてこんなことをするのかわからなくて、とてもつらかったです。でも今は、彼のことを考える余裕すらありません。新しい水魔法を創り出すことが、サルジュ様の研究を手伝えることが、楽しくて仕方ないのです」
父が土魔法に拘るようになったのは、懇意にしていたある領主が土魔法の魔導師を当主にしてからだ。やはり土魔法は素晴らしいと熱弁され、その度に曽祖父の話を持ち出されて、すっかり感化されてしまったらしい。
その後すぐに、まだ五歳だったアメリアとリースの婚約を決めてしまった。
水魔法など使えても、何の役にも立たない。
それは父が自分自身に向けた言葉だったが、アメリアは子どもの頃から自分がそう言われているかのように感じていた。
だがサルジュの水魔法が完成すれば、土魔法と同じくらい有意義なものとなる。その手伝いができるのだから、幸せなことだ。
父が土魔法に拘るようになったのは、懇意にしていたある領主が土魔法の魔導師を当主にしてからだ。やはり土魔法は素晴らしいと熱弁され、その度に曽祖父の話を持ち出されて、すっかり感化されてしまったらしい。
その後すぐに、まだ五歳だったアメリアとリースの婚約を決めてしまった。
水魔法など使えても、何の役にも立たない。
それは父が自分自身に向けた言葉だったが、アメリアは子どもの頃から自分がそう言われているかのように感じていた。
だがサルジュの水魔法が完成すれば、土魔法と同じくらい有意義なものとなる。その手伝いができるのだから、幸せなことだ。



