「アメリアの方は、無事に婚約は白紙になったと聞いたが」
「はい。リースとの婚約は正式に解消されました。ですが父はまだ、私の新しい婚約者を諦めていないようで……」
土魔法が使える者ならば誰でも構わない。
なりふり構わず探している父には、少し恐怖を感じる。
「そうか。だがレニア伯爵はなぜ、そこまで土魔法に拘る?」
土魔法はたしかに農地が多い領地にとっては貴重な存在だが、当主がその魔導師である必要はない。
「それは、おそらく曽祖父のことがあったからだと思います」
レニア伯爵家から土魔法が失われるまでは、その土壌改良魔法や成長促進魔法などで、かなり領地を富ませていた。だが今は天候不順のせいもあり、以前の半分ほどの収穫量しかない。
こんな状況だからこそ、土魔法の復活を。
父はそう願っている。
母やアメリアの声が届かないほど、強く。
「はい。リースとの婚約は正式に解消されました。ですが父はまだ、私の新しい婚約者を諦めていないようで……」
土魔法が使える者ならば誰でも構わない。
なりふり構わず探している父には、少し恐怖を感じる。
「そうか。だがレニア伯爵はなぜ、そこまで土魔法に拘る?」
土魔法はたしかに農地が多い領地にとっては貴重な存在だが、当主がその魔導師である必要はない。
「それは、おそらく曽祖父のことがあったからだと思います」
レニア伯爵家から土魔法が失われるまでは、その土壌改良魔法や成長促進魔法などで、かなり領地を富ませていた。だが今は天候不順のせいもあり、以前の半分ほどの収穫量しかない。
こんな状況だからこそ、土魔法の復活を。
父はそう願っている。
母やアメリアの声が届かないほど、強く。



