(リースは最初から、この婚約が不満だったの?)
長い間婚約者だったが、リースは一度も不満を口にしなかった。
だから、彼も承知のことだと思っていたのに。
動揺するアメリアの目の前で、幻のふたりは話し合いを始めた。
「最初にセイラが話しかけてくれ。様子を見て僕も行くから」
「わかったわ。目撃者は多いほうがいいわね。ふふ、あの女。どんな顔をするかしら」
まさに今起こった通りの計画を立てたところで、唐突にふたりの姿は消えた。
「こんなのでたらめよ。これ、あなたがやったんでしょう?」
声を荒げてアメリアに詰め寄るセイラは、先ほどまでの可憐な面影はまったくない。
「私ではないわ。こんなことはできないもの」
アメリアはすぐに否定した。
これが光魔法であることを知っている。王族の人間以外に、こんな魔法を使うことはできないことも。
ただ、ユリウスの魔法とは少し違う気がした。
長い間婚約者だったが、リースは一度も不満を口にしなかった。
だから、彼も承知のことだと思っていたのに。
動揺するアメリアの目の前で、幻のふたりは話し合いを始めた。
「最初にセイラが話しかけてくれ。様子を見て僕も行くから」
「わかったわ。目撃者は多いほうがいいわね。ふふ、あの女。どんな顔をするかしら」
まさに今起こった通りの計画を立てたところで、唐突にふたりの姿は消えた。
「こんなのでたらめよ。これ、あなたがやったんでしょう?」
声を荒げてアメリアに詰め寄るセイラは、先ほどまでの可憐な面影はまったくない。
「私ではないわ。こんなことはできないもの」
アメリアはすぐに否定した。
これが光魔法であることを知っている。王族の人間以外に、こんな魔法を使うことはできないことも。
ただ、ユリウスの魔法とは少し違う気がした。



