冷静にならなければと思っているのに、答える声が震える。
入学してから今までのことがひとつずつ思い出されて、涙が零れそうになる。
「どうして私がいない間にあんな噂を広めた人と会いたいと、話し合いがしたいと思うの? もうリースなんていらない。私だって婚約を解消したいの」
だが、アメリアとリースの婚約は家同士が決めたこと。
アメリアが嫌だから、リースが他に好きな人ができたから。そんな理由で解消することはできないのに。
「アメリア」
タイミングを図っていたのか。リースがふたりの傍に駆け寄ってきて、セイラを庇うように前に立つ。
「もうやめてくれ。君を愛せなかったのは僕が悪いが、セイラに罪はない」
「……リース、ごめんなさい。私のせいで」
リースとセイラはアメリアの目の前でそっと寄り添い合った。
あらかじめ、ふたりで申し合わせていたのだろう。
入学してから今までのことがひとつずつ思い出されて、涙が零れそうになる。
「どうして私がいない間にあんな噂を広めた人と会いたいと、話し合いがしたいと思うの? もうリースなんていらない。私だって婚約を解消したいの」
だが、アメリアとリースの婚約は家同士が決めたこと。
アメリアが嫌だから、リースが他に好きな人ができたから。そんな理由で解消することはできないのに。
「アメリア」
タイミングを図っていたのか。リースがふたりの傍に駆け寄ってきて、セイラを庇うように前に立つ。
「もうやめてくれ。君を愛せなかったのは僕が悪いが、セイラに罪はない」
「……リース、ごめんなさい。私のせいで」
リースとセイラはアメリアの目の前でそっと寄り添い合った。
あらかじめ、ふたりで申し合わせていたのだろう。



