婚約者が浮気相手と駆け落ちしました。色々とありましたが幸せなので、今さら戻りたいと言われても困ります。

「特Aクラスについて、聞きたいんだったね」
「はい。マリーエ様に伺って、私も目指してみたいと思いました」
 ユリウスは頷き、詳しい説明をしてくれた。
「特別クラスは王立魔法学園の中でも、才能のある者のみが集められるクラスだ。さらに学園卒業後は、特Aクラスと同時に設立する王立魔法研究所の所員にもなることができる。設立と同時に研究員も何人か入る予定だ。」
 国王陛下は、かなり本格的な魔法研究施設を設立するようだ。
「学園内で魔法研究に特化したクラスができるだけかと思っていました。私では、荷が重いですね」
「いや、俺としては最初からアメリアを推薦するつもりでいた。予想していたと思うが、特Aクラスはサルジュの所属を前提としている。学園にいる間だけでも、サルジュの助手としてアメリアにも所属してもらえたら有難い」
 ユリウスにも合格前提の話をされてしまい、アメリアは戸惑う。