でもサルジュの思考は深すぎて、言葉にしているのはほんの一部でしかない。だから彼の思考を予測し、自分のデータの中から該当する部分をあらかじめ選んでおかなくてはならないのだ。
それにアメリアも、こういう緊張感は嫌いではない。
むしろサルジュ側の人間だと言われることに、嬉しさまで感じる始末だ。カイドの言葉に抗議することはできないかもしれない。
そんなことを考えながら資料を片付け、図書室を後にした。
「遅くまですまなかった。寮まで送っていこう」
「ありがとうございます」
遠慮しても結局送ってもらうことになる。そう学んだアメリアは、素直に礼を言う。
「すみません、その前に教室に寄っても構いませんか? 荷物を全部置いてきてしまったので」
昼休みに教室を飛び出したきりだ。一度戻らなくてはならない。
「そう言えば、授業が終わってすぐに会いに行ったのに、アメリアはいなかったね。何かあった?」
それにアメリアも、こういう緊張感は嫌いではない。
むしろサルジュ側の人間だと言われることに、嬉しさまで感じる始末だ。カイドの言葉に抗議することはできないかもしれない。
そんなことを考えながら資料を片付け、図書室を後にした。
「遅くまですまなかった。寮まで送っていこう」
「ありがとうございます」
遠慮しても結局送ってもらうことになる。そう学んだアメリアは、素直に礼を言う。
「すみません、その前に教室に寄っても構いませんか? 荷物を全部置いてきてしまったので」
昼休みに教室を飛び出したきりだ。一度戻らなくてはならない。
「そう言えば、授業が終わってすぐに会いに行ったのに、アメリアはいなかったね。何かあった?」



