そんなことを考えながら歩いていると、図書室の前に誰か立っているのが見えた。ちょうど入口を塞ぐようにしているので、入ることができない。
(そんなところで立ち止まられると、邪魔になるのに)
ちらりと視線を走らせると、どうやら二人組のようだ。背の高い青年と、彼に縋りつくようにしている小柄な女性。
多数の生徒が出入りする場所を塞ぐようにして立っているのも迷惑だし、学園内で男女が寄り添っているのもモラルに欠けている。
どいて欲しいと告げるのも面倒で、アメリアはもうひとつある扉から入ろうと思って、踵を返した。
「待ってくれ、アメリア」
だが、その青年は追いすがってきた。
聞き覚えのある声だった。
(え? リースなの?)
そう言えば、ここで会ったことがあったのを思い出した。さっきのもリースだとしたら、彼の隣にいたのが噂の恋人だろう。
(嫌だわ、会いたくない)
(そんなところで立ち止まられると、邪魔になるのに)
ちらりと視線を走らせると、どうやら二人組のようだ。背の高い青年と、彼に縋りつくようにしている小柄な女性。
多数の生徒が出入りする場所を塞ぐようにして立っているのも迷惑だし、学園内で男女が寄り添っているのもモラルに欠けている。
どいて欲しいと告げるのも面倒で、アメリアはもうひとつある扉から入ろうと思って、踵を返した。
「待ってくれ、アメリア」
だが、その青年は追いすがってきた。
聞き覚えのある声だった。
(え? リースなの?)
そう言えば、ここで会ったことがあったのを思い出した。さっきのもリースだとしたら、彼の隣にいたのが噂の恋人だろう。
(嫌だわ、会いたくない)



