それぞれ事情があると言っていたが、サルジュにも何かあるのだろうか。気になって尋ねてみると、彼女は頷いた。
「サルジュ様は昔から、植物学にとても興味があったそうよ。珍しい植物を見かけると、ひとりで駆け出してしまうことも多くて」
今から十年ほど前、外出先でサルジュが行方不明になってしまう事件が起こった。兄弟達が光魔法を駆使して必死に捜索し、囚われていたサルジュを無事に助け出したのだという。
「犯人は、光魔法を狙ったベルツ帝国の手の者だったという噂よ」
捕らえられた犯人は全員自害してしまい、はっきりとわからなかったようだ。そんなことがあったのに、護衛を連れずに歩き回っているのだから、兄達が心配するのも当然だろう。
サルジュは自分と会うときは必ず護衛を連れて行くと言っていた。
ならばなるべく彼と会うようにすれば、ユリウス達の心配も、彼の危険も減るのではないか。
「サルジュ様は昔から、植物学にとても興味があったそうよ。珍しい植物を見かけると、ひとりで駆け出してしまうことも多くて」
今から十年ほど前、外出先でサルジュが行方不明になってしまう事件が起こった。兄弟達が光魔法を駆使して必死に捜索し、囚われていたサルジュを無事に助け出したのだという。
「犯人は、光魔法を狙ったベルツ帝国の手の者だったという噂よ」
捕らえられた犯人は全員自害してしまい、はっきりとわからなかったようだ。そんなことがあったのに、護衛を連れずに歩き回っているのだから、兄達が心配するのも当然だろう。
サルジュは自分と会うときは必ず護衛を連れて行くと言っていた。
ならばなるべく彼と会うようにすれば、ユリウス達の心配も、彼の危険も減るのではないか。



