「ああ、やはり昨年は気温が昨年よりもさらに低かったから、新品種の小麦の収穫量が増えたのか」
「はい。レニア領はかなり北の方ですから、昔は冷害で全滅したこともあったようです。ですから、日頃からある程度の備えはできていたのですが、この新品種の場合は……」
ふと応接間の扉が叩かれて、ふたりとも我に返る。
サルジュが答えると、入ってきたのはエストだった。
彼はアメリアとサルジュの周囲に散らばった書類を見ると、呆れたように笑う。
「まさか、あれからずっと? もうすっかり日が暮れたよ」
「えっ?」
驚いたアメリアが窓の外を見ると、彼の言うようにもう真っ暗になっていた。
「もうこんな時間に……。すっかり夢中になってしまって申し訳ございません」
学園寮なので、無断外泊をするわけにはいかないと慌てる。
「はい。レニア領はかなり北の方ですから、昔は冷害で全滅したこともあったようです。ですから、日頃からある程度の備えはできていたのですが、この新品種の場合は……」
ふと応接間の扉が叩かれて、ふたりとも我に返る。
サルジュが答えると、入ってきたのはエストだった。
彼はアメリアとサルジュの周囲に散らばった書類を見ると、呆れたように笑う。
「まさか、あれからずっと? もうすっかり日が暮れたよ」
「えっ?」
驚いたアメリアが窓の外を見ると、彼の言うようにもう真っ暗になっていた。
「もうこんな時間に……。すっかり夢中になってしまって申し訳ございません」
学園寮なので、無断外泊をするわけにはいかないと慌てる。



