「穀物の新品種……。ではサルジュ様は、あの冷害に強い小麦の開発にも関わっていらしたのですか?」
アメリアの問いに、サルジュは頷いた。
「そう。だから収穫量や虫害の程度が気になって。アメリアには無理を言ってしまってすまなかった。嫌な思いをさせてしまったね」
「いえ、あのくらいなら大丈夫です。むしろ……」
手を出したエミーラの方が大打撃を受けてしまったくらいだ。
「アメリア」
そんな彼女を窘めるように、サルジュが優しく名前を呼ぶ。
「どんな程度であれ、理不尽な悪意に慣れてはいけない。何かあったらすぐに言ってほしい。できる限り対処する」
「……ありがとうございます」
学園に入学してからずっと見知らぬ人の悪意に晒され、しかもそれが友好な関係を築いていたはずの婚約者の仕業で、とてもつらかった。
でもサルジュやユリウスのように、こんなにも優しく気遣ってくれる人と出会うこともできた。
アメリアの問いに、サルジュは頷いた。
「そう。だから収穫量や虫害の程度が気になって。アメリアには無理を言ってしまってすまなかった。嫌な思いをさせてしまったね」
「いえ、あのくらいなら大丈夫です。むしろ……」
手を出したエミーラの方が大打撃を受けてしまったくらいだ。
「アメリア」
そんな彼女を窘めるように、サルジュが優しく名前を呼ぶ。
「どんな程度であれ、理不尽な悪意に慣れてはいけない。何かあったらすぐに言ってほしい。できる限り対処する」
「……ありがとうございます」
学園に入学してからずっと見知らぬ人の悪意に晒され、しかもそれが友好な関係を築いていたはずの婚約者の仕業で、とてもつらかった。
でもサルジュやユリウスのように、こんなにも優しく気遣ってくれる人と出会うこともできた。



