. 翌日 「…ごめんね、汐月」 控えめなトーンの声と一緒に、私の鎖骨にぺたりとガーゼが貼られる。 ガーゼの下には、昨晩何度も繰り返しつけられたキスマークと歯型。 あまりに同じところに愛を注がれた結果。 傷口が入り乱れてぐちゃぐちゃな代物となってしまった。正直グロい。 「すごく痛かったです」 「……」 「私は監禁されていて逃げられなんですから、ここまでしなくてもいいのに…」 ズキズキ痛む鎖骨。 昨日付けたばかりのボディシールも、白のおかげで原型がなくなってしまった。