「よーし、今日はベッドでくっついてよーか」 白はそう言うと、私の手をそっと取った。 「心の治療ってことで。 ぼく全部からたっくさん愛を染みつけてあげる。大事なのはね、人の温もりなんだよ」 ひょいと軽々しく持ち上げられてしまった。 「ちょっ?!おろしてください!」 「だーめ」 「は、離してっ」 暴れてはみたがやはり男性の力には勝てず そのままスタスタと私の写真だらけの寝室へと運び込まれてしまった。 丁寧にシーツの上におろされ、白が隣にゴロンと寝転んでくる。