「白…もしや私、気を失ってました?」
「うん。2回目あたりからすでに怪しかった」
「っ?!」
2回目とは…つまりそういうことで。
昨晩の記憶がみるみる甦ってくる。
逃げようとしても腰を掴まれて。
激しい律動を繰り返す白の快楽に歪んだ顔を見ながら涙をこぼした私は、そのまま意識を飛ばしてしまって──
「うぅ…っ」
恥ずかしくて顔から火が出そう。
「ふふ、ぼくで乱れてる汐月かわいかったよ」
「う、うるさい」
「汐月がかわいくて、繋がれたのが嬉しくて、全然止まんなかった」
背中を撫でられる。
触れた温もりにまた反応してしまう。
「ありがとう汐月…本当にありがとう。
愛してる。幸せすぎてもう死んでもいい」
うっとり言う白に、私は視線を上げた。
「死んじゃダメ。…死んだら…だめです」
「……」
「死んだら…許しません」
大きな背中に腕をまわした。
白がどこにも連れていかれないように。
ずっと、その優しさがこの世界に
あるように。



