しづき










「───き…汐月」

「……ん?」



いつのまにか閉じていたまぶたが、優しい声にいざなわれて持ち上がる。



全身に温もりを感じて、白に包み込まれているのだと気づく。



「白…?私……」


「ごめん…やりすぎたね」


「え…?」



あやすように髪を撫でられる。



そして、眉を下げた白が、その唇をそっと私の唇に重ねた。



「ん……んっ」



何度か角度を変えられて、堪能するように長い長い口づけをされる。



「汐月…」



離れたと思えばさらに密着してくる体。



言葉はないのに、幸せでたまらないといった様子が白の全身から伝わってくる。



砂糖のように甘やかな雰囲気にそのまま溶かされてしまいそう。