しづき




「んっ、ぁ」

「しづき…しづき……」



声を漏らせば、応えるように私の名を呼ぶ白。



そのトーンからは、もう我慢のきかないといった様子がうかがえる。



幾度も与えられる甘い刺激にどうにかなりそうで、必死にシーツを握りしめた。



水っぽい音とともに触れられる初めての場所。



「しろ、そこ…やだっ」

「ごめん…わがままきいてあげられない」

「んっ、ふぁ……っ」



さらに甘さを加えてくる指先に感じないわけなかった。



同じ場所を押されてなぞられて、体の奥がらじんわりと込み上げてきた熱いものが弾ける。



「──ぁあっ!」



太ももが激しく痙攣した。



身体中からかき集めた快感を凝縮して、一気に潰されたような感覚。



苦痛にすら思える気持ちよさになにがなんだか分からなかった。



どれだけ声をあげても白は止まってくれない。



タガが外れたみたいに唇や指先に責め立てられて。



頭がまっしろになりそうになる。



「しろっ…しろっ」


「……っ」



私のことになるといつも饒舌な白なのに。



まったく余裕のない表情の彼は、ひたすらに体で思い知らせてくるだけだった。