しづき




「……しづき」



息の荒い白が体を離す。



ようやく、身にまとっていた上着を脱ぎ捨てた。



所々汗に濡れている。



あてられしまいそうなほど色っぽい。




「しづき…すき……」




切羽詰まったような声で愛をこぼしながら、ゆっくりと私のバスローブの帯を解いていく。



もう中には何も身につけてはいなかった。




一瞬、とろんとした目が大きく見開かれ


「……ありがとう」


すぐに、うっとりと細められる。



目の前の男が泣いてしまうんじゃないかと思った。



「綺麗だよ…」



彫刻品のような美しい体がふたたび覆いかぶさってくる。