しづき







始まって止まらない、口づけの嵐。



なだれ込むように体が重なって
白が私の両頬を包んで逃げ場をなくす。



息をする間もないキスは
苦しさに喘ごうと容赦がなかった。



「ふっ…んん」



生あたたかい舌が入り込んでくる。



誰ともしたことのない未知の感覚。



「んん…んっ」



ゾクゾクして、背中が小さく跳ねる。



白の舌は白にそっくりだった。



執拗に絡みついてきて離さない。



感じた部分を何度も舌先で撫でては
悶える私を手で押さえつけた。



お互いの唾液の味を感じて。



白は私のものだった液体を何度も飲み込んだ。



ほんと…へんたい。



白は私が苦痛を感じるほど
深く愛してきた。



口内の舌がどちらのものか判別つかないくらい、溶け合っていく。



それから数十分
震えるほど情熱的なキスを味あわされた。