しづき






お風呂からあがって、髪を乾かして。



いつもとは違う、ほんの少しの緊張感か漂う時間がやってきた。



お風呂のあとはいつも半裸な白。



それなのに、今回はなぜか上下どちらも服を着ている。



「白…上着てるんですね」



めずらしい…とベッドにゆっくりと乗る。



「うん。汐月からの答え聞くまで着とこーと思って。それに、万が一襲ってしまわないように気をつけないと」


「あいかわらずですね…」



視線が重なった。



それはまるで懇願するようなまなざし。



「汐月」



そっと手を取られた。





「愛してる。汐月のぜんぶ、ください」





まっすぐな、瞳。





私に、際限のない愛をくれた白。



心の傷を塞いで



優しさと温もりでいっぱいにしてくれた白。



どうしてか、涙が出そうになった。