しづき



「そーだ汐月、ぼくとお風呂入ろっか」

「はい?」



白とお風呂?



「ちょーいい案じゃん。ぼく天才。
お風呂ならお互いの表面的な部分は全部見れるし、温かいから癒される。一石二鳥だよ」


「いやいやいや!」



全力で拒否した。



表面的な部分て…つまり裸ってことでしょ?



べつに見たくもないし、見せたくもないんですけど!



「だいじょーぶ。
ぼくが全部やってあげるから。
シャンプーも体洗うのも」


「大丈夫の意味知ってます?」


「欲情もしない。たぶん」


「あなたのたぶんは多分じゃないんですよ」



なんて応酬をしていると




──ピーピー




お風呂が沸いた合図音が響いてきた。



私と白は顔を見交わせる。



目の前の端麗な顔は、下心満載の笑みをこぼしたのだった。