なに言ってるの…この人。
「べ、別の場所って…」
「ふふ、どこだろーね。
いずれぼくのことを欲しくてたまらなくなる場所かな…?」
するりと内ももを撫ぜられる。
意味を理解し、背筋に冷たいものが走った。
「へ、へんたい…。
ぜったい受け入れないから」
「受け入れたくなるよーに絆してあげる。
欲しいって鳴く汐月かわいーんだろうな」
昨日の可愛げはどこへ行ってしまったのか。
今は単なるケダモノだ。
「やだっ、最低…」
「はいはい。動かないでね」
子どもをあやすように、慣れた手つきでそれは付けられた。
赤色の首輪。



