しづき



「だから…なんてゆーか、嬉しかった。
嬉しい超えて衝撃だったかも。汐月がぼくの料理を口に入れた瞬間、あぁ…少しは信頼してもらえたんだ…って」



白は自分の言葉を、起こった出来事を、噛み締めるように言った。



「ありがとう汐月。
信じてくれてありがとう。
大好き、愛してる」



ぎゅうううと、今度は私が白に抱きしめられる。



そしてもう一度白は

あいしてると囁いた。



私はまた、白の心に触れた。



私からの信頼を諦める心と
いつかは…という希望を願う心の狭間。



ゆらゆら揺れて、不安定。



それでも料理を作り続けてくれたのは、紛れもない愛があったから。



そして、私を信じる心を持っていてくれたから。