しづき





「おい!待て!!」




白の怒号が響いた。




ハッと顔を上げれば



「お嬢ちゃん、コンニチワ」



男の人がすぐそばに立っていた。



「?!」


「いつもあいつが世話になってるな。
きみ…汐月ちゃんの話はよく聞いてたよ」



気さくに話しかけてくる男性。



声が出せなかった。



「俺はあいつの昔馴染みでな。
色々まとめてぜーんぶ知ってんのよ」



にぃ…と白い歯を見せる。



えも言えない不快感にゾッとした。