白が目を覚ましたその後 自分で付けた傷の化膿が原因で熱を出してしまった。 傷も痛むし頭もクラクラするしずいぶんしんどかったけど 白の献身的な看病によってどうにか回復することができたのであった。 そして、傷も塞がった今日この頃。 私は最高の気分で着替えをしていた。 「ふふん~♪」 鼻歌なんて歌っていれば、寝室の扉が開かれる。 「汐月、着替えは終わった?」 白が入ってくる。 普段のピンクエプロンとは違う、初めて見る私服姿だった。