「白、分かるかぎりでいいので説明してもらえませんか?なんというか、何も知らないのは不安なので…」
「んー、…うん」
あまり乗り気ではなさそうな反応の白。
こんな姿もめずらしい。
無理に聞き出すことはしたくないけど、今後またこういうことがあっては、こちらもどう対処していいか分からない。
「ぼくさ、汐月が来てからずっとこのソファで寝てるんだよね」
「は、はぁ」
「ソファってベッドと比べてなかなか深い眠りにつくことができないんだって。だからいつも寝不足状態」
「……」
「それが何日も蓄積すると、目を覚まさず連日眠り続けたりするんだよね。まさしく今回のぼくみたいに」
淡々と言う白。
なんだろう…すごくグサグサくる…
「まー体質的にぼくはちゃんと寝ないとダメなタイプだから、突然の寝不足続きに体もびっくりしたんだろーね。無理がたたった、ってやつ?」
「…つまり私のせいと?」
「そんなこと言ってませーん。けど、汐月のベッドで眠らせてくれたら、もーこんなこと起こんないかもね?」
いたずらっぽい視線が向けられる。
さっきまでのしょんぼり大型犬モードはどこへやら。
目の前にいるのはいつもの意地悪な白だった。
だめだ…なつかしいや。



