へんなの。
繋がりなんてこの人に求めてなかったのに。
冗談じゃないとすら思っていたのに。
そろそろ本気で毒されてきたんじゃないのかって自分が心配になってくる。
「白」
おやすみなさい。
ふんわりとした髪を撫で、リビングをあとにした。
廊下に出れば、月明かりに照らされた玄関が現れる。
鎖でがんじがらめにされた取っ手。
まるで私みたいだなとひとり哀しく笑う。
大変だね、お互い。
気づけば足が扉へと向かっていた。
靴箱はあるのに、靴は無い。
なんともおかしな光景だ。
隔てられた世界の先にはきっと、自由が待ってる。



