「……昨日はありがとうね」



翌日のランチタイム。



いつものように、カウンター席に座った増永さん。


いつものパスタランチを注文する前に、あたしにそう言ってきた。



「いえいえ」



少しずつ近づいていく距離。


普通に接することができているのに、あたしの胸はやっぱりドキドキしっぱなし。