「あぁ、ごめんごめん」



しばらくして……。



あたしたちのところに、この店の店長でもある彼が慌ててやって来た。



さっきまで、あたし。

あんなに腹が立っていたのに。



彼の姿を見た瞬間、すべてが帳消しになってしまったんだ。



「春日、ここはもういいから」


「はぁ……」