寝るの、早。

　これから仕事あるんじゃないの、と思ったけど寝顔が可愛かったものだからなんとなく寝かせておいた。

　先生によると「よくあることだから、気にしないで。」らしいから気にしないようにしよう。

　それから軽く先生と軽く雑談していると、他の委員さんも続々とやってきた。

　先生の言った通り、話はもう通してあるらしく委員さんたちは気軽に挨拶してくれた。

　とりあえず返したつもりだけど、冷たかったと思う。

　まぁ治すつもりは微塵もないから……いっか。

　委員さんも結構気さくな人ばっかりだし。

「はーい、じゃみんな集まってー！」

　先生の呼びかけで委員さんが先生の回りに集まった。

　そのタイミングで珠洲島君も目を覚まし、自己紹介が始まった。

「風音さん、自己紹介お願いね。」

「はい……。」

　私は一歩前に出て、深呼吸を一回する。

　や、やっぱり緊張する……知らない人ばっかだから尚更。

　だけどそこで怯むことにはいかず、言葉を発す。

「二年の風音澪です。よろしくお願いします。」