「私は、自分が本能的に好きだって思ったものを大抵読むけど。」
思ったことを素直に口に出してみると、珠洲島君はきょとんとしたような顔になった後、「素直だね。」と言った。
別に素直になりたくてなったわけじゃないんだけど……本の話になると自然と言えるっていうか……。
言葉に表せないけれど、居辛さとかは感じない。
どちらかというと……自分を出せれてるって感じで心地良い。
「素直かどうか分からないけど。」
素っ気ない返事を返すと、珠洲島君は「僕も、本は好きだよ。」と言った。
「そ、そうなの……!?」
本が好き、と言う言葉を聞いて過剰に反応する。
今まで周りに本のことを語り合える人なんて、先生くらいしかいなかったから純粋に嬉しい。
いっちゃんも本は読むらしいけど、あんまり興味はないらしいから……。
「あ……うん。そうだけど。」
目をぱちぱちとさせ、驚いている珠洲島君に「ご、ごめん。」と謝っておく。
「大丈夫だけど……ちょっとびっくりしたんだ。風音さんが、こんなに話してくれるとは思ってなかったから。」
思ったことを素直に口に出してみると、珠洲島君はきょとんとしたような顔になった後、「素直だね。」と言った。
別に素直になりたくてなったわけじゃないんだけど……本の話になると自然と言えるっていうか……。
言葉に表せないけれど、居辛さとかは感じない。
どちらかというと……自分を出せれてるって感じで心地良い。
「素直かどうか分からないけど。」
素っ気ない返事を返すと、珠洲島君は「僕も、本は好きだよ。」と言った。
「そ、そうなの……!?」
本が好き、と言う言葉を聞いて過剰に反応する。
今まで周りに本のことを語り合える人なんて、先生くらいしかいなかったから純粋に嬉しい。
いっちゃんも本は読むらしいけど、あんまり興味はないらしいから……。
「あ……うん。そうだけど。」
目をぱちぱちとさせ、驚いている珠洲島君に「ご、ごめん。」と謝っておく。
「大丈夫だけど……ちょっとびっくりしたんだ。風音さんが、こんなに話してくれるとは思ってなかったから。」

