ボソッと独り言のように呟いた珠洲島君にあの事を聞いてみる。
「あの……。昨日、大丈夫でした?」
そう聞いてみると珠洲島君は何の事か分かっておらず、「何の事?」と聞き返してきた。
「昨日、私寝てたから……そのせいであなたが下校時刻に遅れたんじゃないかって思って……。」
そう分かりやすく言うと、珠洲島君は「あぁ……。」と納得したような声を出した。
「別に大丈夫だったよ。結構時間あったし。」
そ、そうだったんだ……。良かった……。
私が安堵していると、珠洲島君は何故かこっちを見ておもむろに口を開いた。
「君の名前、教えてくれない?……俺は珠洲島環。二年E組だよ。」
うん。ちゃんと珠洲島君だった。
一人でうんうんと頷いた後、私も自己紹介する。
「二年D組の風音澪です。」
私がそう言うと、珠洲島君は何故か不満そうにこう言った。
「何で敬語なの?」
あー……なんて言えばいいんだろうか。
私が珠洲島君に対して敬語なのは、癖のようなもの。
だから珠洲島君に限らず、いっちゃんや間宮君とか以外には敬語になってしまう。
「あの……。昨日、大丈夫でした?」
そう聞いてみると珠洲島君は何の事か分かっておらず、「何の事?」と聞き返してきた。
「昨日、私寝てたから……そのせいであなたが下校時刻に遅れたんじゃないかって思って……。」
そう分かりやすく言うと、珠洲島君は「あぁ……。」と納得したような声を出した。
「別に大丈夫だったよ。結構時間あったし。」
そ、そうだったんだ……。良かった……。
私が安堵していると、珠洲島君は何故かこっちを見ておもむろに口を開いた。
「君の名前、教えてくれない?……俺は珠洲島環。二年E組だよ。」
うん。ちゃんと珠洲島君だった。
一人でうんうんと頷いた後、私も自己紹介する。
「二年D組の風音澪です。」
私がそう言うと、珠洲島君は何故か不満そうにこう言った。
「何で敬語なの?」
あー……なんて言えばいいんだろうか。
私が珠洲島君に対して敬語なのは、癖のようなもの。
だから珠洲島君に限らず、いっちゃんや間宮君とか以外には敬語になってしまう。

