「環ー、ご飯できたけど。どうする?」

 玲姉さんにそう聞かれて俺は、「今はいい。」と返し、自分の部屋に入った。

 扉を閉めて制服のままベッドに寝転ぶ。

 あー、寝ちゃいそう……。姉さんのせいで余計な体力持ってかれたからなー……。

 ぼんやりとそんなことを考えながら、俺はふっと彼女のことを思い出して眠りについた。