ゆるふわな黒色メガネくんは魔法使い




彼の方を振り向くと、綺麗な顔が目の前に入ってきた。



「ハハッ、なんでクラスメイトなのに敬語なわけ?」



「...え、それは...」



いきなり笑われるとも思っていなくて、戸惑ってしまう。



ただ緊張して敬語になってしまっただけなんですが...。



「べつに敬語じゃなくていいじゃん。俺ら同級生なんだし」



「そ、そうだね....」



とは言いつつも緊張して、甘噛みしてしまったことは許してほしい。



「ってか、俺、あまり芦名さんと話したことなかったよね?」



「....!私の名前、知ってくれてたの?」



「....?当たり前じゃん、クラスメイトなんだから」



何当たり前なこと聞いてるの?というような不思議な顔をされたけど、私にとっては当たり前じゃない。