ゆるふわな黒色メガネくんは魔法使い




ガラガラと音をたてて、扉を開けると教室内にいた人達の注目を集めた。



この向けられる視線も苦手だ。



ただ入ってきただけなのに、どうしてそこまで注目するのか。



「あっ、実行委員の人?」



ちょうど私が入ってきたことに気づいて、振り返った人が声をかけてくれた。



「...はい。3-2組の実行委員です」



おそらく、同級生だろうけど自然と敬語になってしまう。



「OK。じゃあ3年生は1番右の列だから、1組から順番に座ってくれる?」



「はい」



親切に教えてくれたので、1番右の列の前から2番目の席に座る。



おそらく真ん中が2年生で1番左の列が1年生。



まだ朝日くんは来ていない。