ゆるふわな黒色メガネくんは魔法使い




「あら、そう?それは嬉しいわ」



史奈が男の子でも圧倒的にモテていたと思う。



外見が良い上に、性格もいいなんて完璧だもん。



「でも美紅、本当に大丈夫?」



「.....うん」



不安でいっぱいだけど、選ばれたからにはやるしかない。



「本当に無理ならあたしが代わっても....」



ね?こういうところが優しすぎるんだ、彼女は。



「それは駄目だよ。それじゃあ卑怯者だから」



みんな平等な確率を分け与えられていた中で、偶然私が選ばれた。



それなのに史奈に代わってもらうなんて卑怯だ。



それに、これ以上史奈の優しさに甘えたくない。



もう十分、甘えさせてもらっているのに。