「あら、そう?それは嬉しいわ」
史奈が男の子でも圧倒的にモテていたと思う。
外見が良い上に、性格もいいなんて完璧だもん。
「でも美紅、本当に大丈夫?」
「.....うん」
不安でいっぱいだけど、選ばれたからにはやるしかない。
「本当に無理ならあたしが代わっても....」
ね?こういうところが優しすぎるんだ、彼女は。
「それは駄目だよ。それじゃあ卑怯者だから」
みんな平等な確率を分け与えられていた中で、偶然私が選ばれた。
それなのに史奈に代わってもらうなんて卑怯だ。
それに、これ以上史奈の優しさに甘えたくない。
もう十分、甘えさせてもらっているのに。



