ゆるふわな黒色メガネくんは魔法使い




先生のその言葉を聞いて、教室からは不満の声が上がる。



「えー、それはないって先生!」



「俺、放課後バイトあるんだけど!?」



「私も放課後は塾があるから、居残り嫌だよ」



みんな放課後、予定あるから残りたくないみたい。



私は特に予定はないけど、残って決めるとなるとさらに決まらないと思うなぁ。



「じゃあもう先生が決めてよ。このままじゃ埒が明かないって」



ある1人の女の子が言った。



その言葉はクラス全体に聞こえていて、騒がしかった教室は少しだけ静かになった。



みんなもこのままじゃ埒が明かず、放課後まで居残りコースだと察したんだろう。



このまま立候補を待っても誰も手を上げないし、話し合っても解決しなさそう。