1年生の女の子がなぜ3年生の教室に?
誰かの妹さんとかかな?
「あ、あの....朝日先輩いらっしゃいますか?」
「...朝日くん?」
思いもよらない名前が聞こえて、動揺してしまった。
「美紅、何だって?」
「朝日くんに用があるっぽいんだけど....」
「あー朝日?そういやちょうど....」
そう朝日くんはちょうど教室にいないのだ。
いると思って教室を見まわしたらまさかの不在という結果。
「いないし、待たせるのも悪いからまた今度って断るしかないわね」
「そう...だよね」
せっかく3年生の教室にまで来てくれたのに悪いな....。
用件が何だったかだけでも聞いておこう。



