そして、私の楽しみである彼の朗読は終わり次の人へ移った。
彼の朗読を聞けて幸せを感じられたから、残りの時間頑張ろう。
改めて教卓にいる先生に集中する。
キーンコーンカーンコーンとチャイムが鳴り、授業は終了。
今日は朗読に時間がかかったから、あまりあたらず私もあたらなくて済んだ。
ようやくお昼休み。
私的にはお昼前の4時間目が1番苦しいから、今日の山場は超えた。
「美紅ー、お昼食べよ!」
「うん!」
いつもと同じように史奈が私の席に来てくれて、お昼を食べる。
私の机で向かいあって座る。
近くで見るほど、史奈は美人だと思う。
サラサラなロングヘアに毛穴1つない綺麗な肌、長い手足。



