聖光が、私のアパートの近くの公園まで送ってくれたから笑顔で車から降りる。


手を振り別れ、部屋に帰るととんでもない寂しさが私の心を抉った。


好きな人との時間がこんなにも幸せだなんて知らなかったのだ。


さっきまで、ずっと2人でくっ付いていたのに……。まるで、身体の一部を無くしたかのような違和感が私を襲った。


いまさっきまで一緒に居たのに、会いたくて堪らない私が居る。


せめて聖光の顔が見たい__


そうだ。今度会えた時には聖光の写メを撮らせて貰おうなんて考える。


聖光の事を考えながら、送信するメッセージを
打ち込んだ。


〈今日はありがとう!
凄く楽しかったな♡
また、会えるの楽しみにしています♡〉


これくらいなら大丈夫だよね。
ウザイとは思われないと思う。

私は聖光に嫌われたくない__


しかし、聖光に送ったメッセージに既読は付く事無く、不安ばかりが増していく。


聖光からメッセージの返事が来たのはお昼だった。


〈ごめん!仕事してた!!
最近忙しいからいつ会えるかは約束
出来ないけど1週間以内には連絡する!!〉


い、1週間!?


そんなに待たされるの?


私は、今すぐ会いたいのに__