「口」 全部見ていたはずなのに 彼は平和に笑って 私があげた薄荷飴を口に放り 何気ない話を始める なんにも知らないという口ぶりで 私にはそれが 良心の呵責に耐え兼ねた私が 口を開くのを待っているように見えた