しばらくするとマナミは疲れてしまったのか眠ってしまった。

妻は夕食の準備に取り掛かろうとしたが今日は僕が作ると言った。

僕は人参とごぼう、椎茸をできるだけ細かく切り炊き込みご飯を作った。

マナミが少しでも野菜を食べれるよういろいろな工夫をした。


18時ごろになるとマナミは目をこすりながら起きた。

それと同時にそうめんを湯がいた。

夕食はそうめん、炊き込みご飯というシンプルなメニューだった。

そうめんはめんつゆにつけて食べた。

食後に食器を洗いマナミとお風呂に入った。

マナミは水鉄砲で無邪気に遊んでいた。

僕はマナミとお風呂に入る時は自分で頭から足の先までを洗う練習をさせている。

小学生になったら彼女と一緒にお風呂には入らないと決めていたのだ。

マナミはどう?こう?と言いながら不器用ながらに懸命だった。

どうすればシャンプーが目に入らないか、一番汗をかきやすいのはどこかなどを教えた。

お風呂からあがると彼女は水を飲みアイスクリームを食べた。

僕は冷蔵庫から缶ビールを取り出した。

妻は洗濯物を畳んだり翌日の料理の仕込みをしていた。


夜になると妻はマナミを連れて寝室へ行った。

おやすみと僕が言うと、マナミは下まぶたを引き下げて舌を出した。

ケラケラと笑いながら妻と寝室へと行った。

缶ビールを飲み終えると僕も寝室へ行った。

隣の部屋では妻とマナミが何かを話していた。

あれは何?これは何?

そういう年頃なのだろう。

しばらくすると声もだんだんと静まり寝てしまったようだ。

妻は一階へおりシャワーを浴びた。

僕は部屋で音楽を聴いていた。

夏の到来を告げるように外では虫たちが鳴いていた。


僕の携帯の着信音がなった。

知らない番号だった。

電話に出ると以前営業先で行ったことのある雑貨屋からだった。

遅くにごめんなさい。

でもどうしても急いでいるの。

彼女は申し訳なさそうに言った。