「匂いなど、なんとでも言える! そうやって貶めようとしても無駄だ」
たしかに獣人でなければ証拠として扱うのは難しい。
そこを突いたが、ゲルハルトはさらに続ける。
「今もおまえの妻からナディアの匂いがする」
「……は?」
ぽかんとしたジャンのもとへ、狼の騎士たちが近づく。
正確にはそのそばにいるコリンヌの前へ。
「持ち物を改めさせていただきます」
「やめて!」
コリンヌはその場から逃げようとしたが、獣人の身体能力にかなうはずがなかった。
捕らえられた彼女が暴れると、そのはずみにからんと音を立ててなにかが床に転がる。
たしかに獣人でなければ証拠として扱うのは難しい。
そこを突いたが、ゲルハルトはさらに続ける。
「今もおまえの妻からナディアの匂いがする」
「……は?」
ぽかんとしたジャンのもとへ、狼の騎士たちが近づく。
正確にはそのそばにいるコリンヌの前へ。
「持ち物を改めさせていただきます」
「やめて!」
コリンヌはその場から逃げようとしたが、獣人の身体能力にかなうはずがなかった。
捕らえられた彼女が暴れると、そのはずみにからんと音を立ててなにかが床に転がる。

