貢ぎ物の令嬢ですが、敵国陛下に溺愛されてます!~二度目の人生は黒狼王のお妃ルート!?~

 エスタレイクの騎士たちがいたにもかかわらず、かなりの人々が被害にあっている。

 そんな状況で彼らがエスタレイクの者を疑うのは、残念ながら当然の流れだった。

「最初からこのつもりだったのでは? 突然、招待を送ってくるなどおかしいと思っていたんです」

「まさかこのまま我々を人質にでもするつもりではないでしょうか」

「やはり蛮族か……」

 昨夜のパーティーでゲルハルトを褒めそやし、エスタレイクの素晴らしさを語ったその口で今度は蛮族だと罵る。

 手のひら返しも甚だしいが、実際に不審な事件は起きていた。

 さらにぼや騒ぎの件も広まると、いったいどういうことなのかと一斉に騒ぎ出す。