ナディアには悪いが、ゲルハルトは赤く染まった耳に噛みつきたい衝動に駆られた。
耳だけでは足りそうにない。彼女のありとあらゆる場所に噛みついて、痕を残したくなる。
堪えられたのはナディアのひと言が欲しかったからだ。
「……好きよ」
ナディアはゲルハルトを見ずに言う。
「いつそうなったか自分でもわからないけど、気がついたら好きだったの。優しいし、大切にしてくれるし。あと、かっこいいと思ってる」
「俺も言ったほうがいいのか?」
「恥ずかしいから言わないで」
ゲルハルトは拒まれてよかったと思った。
耳だけでは足りそうにない。彼女のありとあらゆる場所に噛みついて、痕を残したくなる。
堪えられたのはナディアのひと言が欲しかったからだ。
「……好きよ」
ナディアはゲルハルトを見ずに言う。
「いつそうなったか自分でもわからないけど、気がついたら好きだったの。優しいし、大切にしてくれるし。あと、かっこいいと思ってる」
「俺も言ったほうがいいのか?」
「恥ずかしいから言わないで」
ゲルハルトは拒まれてよかったと思った。

