貢ぎ物の令嬢ですが、敵国陛下に溺愛されてます!~二度目の人生は黒狼王のお妃ルート!?~

「これもきっと、認識の違いのせいで起きたんです。せっかくこうしてお近づきになれたんですし、エスタレイクにご招待してもらうのはどうでしょう! そうすればお互いにわかり合えるはずです!」

 その場でナディアが崩れ落ちなかったのは、不幸中の幸いだった。

(頭がおかしいのね……?)

 コリンヌにそうした感想を抱いたのはゲルハルトも同じである。

(招待するかどうかはこちらが決めるものだろう。なぜこの女が勝手に決める?)

 喉まで出かかるも、ぎりぎりのところで呑み込んだ。

 ナディアが『収拾がつかないわ』という視線をゲルハルトに送る。