貢ぎ物の令嬢ですが、敵国陛下に溺愛されてます!~二度目の人生は黒狼王のお妃ルート!?~

「おかげさまで。あちらでは学ぶことも多いですし、充実していますわ」

 厩で言いたい放題言われた記憶がよみがえる。

「実は俺たち、結婚したんだ。コリンヌもいずれこの国の王妃になる」

 負け惜しみのように聞こえるが、実際そうなのだろう。

 しかしそんな話をされても、ナディアの心には響かない。

 当然、ゲルハルトも『だからどうした』という表情だった。

 だが、沈黙を貫くわけにもいかなかったようでナディアが話し始める前に口を開く。

「では、エスタレイクからも祝いの品を贈ろう。フアールではレスティライトが希少だと聞いている。未来の王妃にふさわしい装飾品を一式揃えさせようか」