貢ぎ物の令嬢ですが、敵国陛下に溺愛されてます!~二度目の人生は黒狼王のお妃ルート!?~

「今のおまえは俺の同行者(パートナー)だろう? だったらもっと堂々とすればいい」

 励まされたナディアがくすりと笑う。

「そうね、ありがとう。でも人間流で考えるなら私が同行者なのはおかしいのよ。妻か恋人か、そういう対等な相手が一般的だもの」

 気持ちを軽くしようと、なにげない冗談のつもりで言っただけだった。

 しかしゲルハルトはふと難しい顔をして考え込む。

 ややあってからナディアを見つめ、不思議そうに尋ねた。

「つまりおまえをそばに置くためには、つがいでなければならないというわけか」