ナディアは練習よりもずっと軽やかに足を運び、ゲルハルトに応えた。
ホールでダンスをしているのはふたりだけで、周囲の人々の視線が集中する。
しかし今は気にならなかった。ナディアには目の前のゲルハルトしか見えていなかったからだ。
「あなたの正装を見たのは最初に出会った時以来かしら」
フアールから貢ぎ物として送り込まれたあの日、突然の来訪だったために彼は軽装だった。
「でも今日はフードをつけていないのね」
「耳を隠す必要がないからな」
視界の隅でゲルハルトの装飾品が揺れる。
ナディアのピアスと同じ、レスティライトで作られたものだ。
ホールでダンスをしているのはふたりだけで、周囲の人々の視線が集中する。
しかし今は気にならなかった。ナディアには目の前のゲルハルトしか見えていなかったからだ。
「あなたの正装を見たのは最初に出会った時以来かしら」
フアールから貢ぎ物として送り込まれたあの日、突然の来訪だったために彼は軽装だった。
「でも今日はフードをつけていないのね」
「耳を隠す必要がないからな」
視界の隅でゲルハルトの装飾品が揺れる。
ナディアのピアスと同じ、レスティライトで作られたものだ。

